フェミニストを分断させる簡単な方法

フェミニストと言えば常に誰かを攻撃しているツイフェミを思い浮かべ、蛇蝎の如く嫌っている人も多いだろう。萌絵やおじさん、オタクを燃やし、社会問題にまで発展している。何を言われてもマンスプレイニングだのトーンポリシングだの口を塞ぐなだのと跳ね返し、自分たちは口汚く攻撃し続ける、あんな方法で女性の地位が向上するのか甚だ疑問だ。

しかし、側から見てフェミニストに見えるアカウントたちは決して一枚岩ではない。実は内ゲバを繰り返している。対男、対ミソジニストに対しては同様の意見に見えるものの、絶対に相容れないイデオロギーがある。

トランスジェンダーに対するものだ。

男性の体に生まれたが、心は女性という、トランス女性に対するスタンスで、くっきり分断している。

最近もこんなことがあった。#共通テスト痴漢撲滅 で検索してみると分かるが、有名フェミニスト共産党が「もともとは市井の女性が始めた活動なのに手柄を簒奪している」と言われ炎上した。有名フェミニスト側は「我々は、自分たちが始めた活動だとは言っていない」と弁明しており、それはその通りのようだが、炎上は続く。理由は、「市井の女性」がTERF(トランス排除的ラディカルフェミニスト)であることだった。痴漢撲滅活動にトランスジェンダーに対する考え方は全く関係ないはずだが、有名フェミニストがレインボーのマスクをつけ、トランスジェンダーを排除する姿勢をこれまでに見せていないことから敵認定。「言い始めた女性がTERFだから存在を消されたのだ」と多数のアカウントが本質と離れたところで、燃やし続ける事態となった。

それらのアカウントはフェミニストのように見えるが、トランスヘイターである。ちょっと過去ツイを見るだけでお堂々とトランスジェンダーを排除する姿勢が分かる。

有名芸能人であっても女性のことを「子宮のある人」「生理のある人」と表現しただけで大炎上。誰であれ、生物学的な性以外の性別に対する配慮を示しただけでどこからともなく火がつき、燃やされ続ける。トランスジェンダーを差別しないフェミニストとトランスヘイターとは一般人には見分けがつかないが、絶対に相容れない。永久に。

もしもフェミニストを分断させたければ、オピニオンリーダー的なアカウントに問いかけてみよう。「あなたはトランス女性を女性として見ていますか」と。これは踏み絵である。見なしていなければ差別心を認めることとなり、見なしていると言えばトランスヘイターに火だるまにされる。よく見てみると、男性や権力者を日々批判している人気のツイフェミでもトランス問題についてはうまく触れずにいるままのアカウントも多い。
威勢よく男性や権力者を批判し、女性たちの怒りを煽っているアカウントを見れば、ぜひ踏み絵を踏ませてみてほしい。簡単にフェミニストを分断できる。

また、私見だが、舌鋒鋭く、論理を破綻させてでも権力や男性を情緒的に批判、攻撃しているアカウントは、よく過去ツイをみるとトランスヘイターであることが多い。反射的に賛同RTをしなように注意してほしい。